Uncategorized 権貴龍驤し、英雄虎戦す 「権貴龍驤し、英雄虎戦す。冷眼を以てこれを視れば、蟻の羶に聚まるが如く、蝿の血に競ふが如し。是非蜂起し、得失蝟興す。冷情を以てこれに当たれば、冶の金を化するが如く、湯の雪を消すが如し」(菜根譚) この世の争いや損得の類は冷ややかな眼... 2025.05.08 Uncategorized
Uncategorized 斗室の中、万慮都て捐つれば 「斗室の中、万慮都て捐つれば、甚の画棟に雲を飛ばし、珠簾に雨を捲くを説かん。三杯の後、一真自得すれば、唯だ素琴を月に横たへ、短笛を風に吟ずるを知るのみ」(菜根譚) とても風流だ。こういう感慨を抱けるようになりたい。いつも何かに追い立... 2025.05.03 Uncategorized
Uncategorized 寵辱驚かず 「寵辱驚かず、閒かに庭前の花開き、花落つるを看る。去留意なく、漫ろに天外の雲巻き雲舒ぶるに随ふ」(菜根譚) これもどうしたらこのような境地に至れるのかという話になる。どうすればいいのか今のところはっきりわからない。 とても好き... 2025.04.19 Uncategorized
Uncategorized 多く蔵する者は厚く亡ふ 「多く蔵する者は厚く亡ふ、故に富は貧の慮りなきに如かざるを知る。高く歩む者は疾く顚る、故に貴は賤の常に安きに如かざるを知る」(菜根譚) たくさんのものを持っている、高い地位にいるということは、世間的には羨望の対象であろうが、その分失... 2025.04.14 Uncategorized
Uncategorized 成の必ず敗るるを知れば、則ち成を求むるの心は 「成の必ず敗るるを知れば、則ち成を求むるの心は、必ずしも太だ堅からず。生の必ず死するを知れば、則ち生を保つの道は、必ずしも過労せず」(菜根譚) つくりあげたものは必ず壊れる。日光東照宮の柱の一部の文様が、わざと他の部分と違う文様にな... 2025.04.10 Uncategorized
Uncategorized 竹籬の下、忽ち犬吠え雞鳴くを聞けば、恍として雲中の世界に似たり 「竹籬の下、忽ち犬吠え雞鳴くを聞けば、恍として雲中の世界に似たり。芸窓の中、雅に蝉吟じ鴉噪ぐを聴けば、方に静裡の乾坤を知る」(菜根譚) どのような環境に身を置くかで感じ方が変わるということか。ならば少しでも自分にとって過ごしやすい環... 2025.03.29 Uncategorized
Uncategorized 機動くものは、弓影も疑いて蛇蝎となし、寝石も視て伏虎となし、此の中渾て是れ殺気なり 「機動くものは、弓影も疑いて蛇蝎となし、寝石も視て伏虎となし、此の中渾て是れ殺気なり。念息むものは、石虎も海鷗となすべく、蛙声も鼓吹とあつべく、触るる処倶に真機を見る」(菜根譚) 心のありようによって、見るものが同じであっても、感じ... 2025.03.23 Uncategorized
Uncategorized 山林は是れ勝地なるも、一たび営恋せば 「山林は是れ勝地なるも、一たび営恋せば、便ち市朝となる。書画は是れ雅事なるも、一たび貪癡せば、便ち商賈となる。蓋し心に染着無ければ、欲界も是れ仙都なり。心に係恋有れば、楽境も苦海となる」(菜根譚) 人間は欲が出るとどうしても煩わしい... 2025.03.13 Uncategorized
Uncategorized 此の身常に閒処に放在せば 「此の身常に閒処に放在せば、栄辱得失も、誰か能く我を差遣せん。此の心常に静中に安在せば、是非利害も、誰か能く我を瞞昧せん」(菜根譚) 今の世の中はとかくうるさく、煩わしいものになっている。常に情報に晒されていて、意識しないとその情報... 2025.03.01 Uncategorized
Uncategorized 熱は必ずしも除かずして、而も此の熱悩を除かば 「熱は必ずしも除かずして、而も此の熱悩を除かば、身は常に清涼台上に在らん。窮は遣るべからずして、而も此の窮愁を遣らば、心は常に安楽窩中に居らん」(菜根譚) 「~しない」ではなく、「別の、新しい~をする」に通じるかもしれない。 ... 2025.02.25 Uncategorized