世人は栄利の為に纏縛せられて

「世人は栄利の為に纏縛せられて、動もすれば塵世苦海と曰ふ。知らず、雲白く山青く、川行き石立ち、花迎へ鳥咲ひ、谷答へ樵謳ふ。世も亦塵ならず、海も亦苦ならず、彼自ら其の心を塵苦にするのみ」(菜根譚)

本当は自分を縛るものはそこまで多くないかもしれないのに、生きる過程で色々な荷物を背負い込んでしまって、身動きが取れなくなっているのかもしれない。

思い悩むとついつい視野が狭くなってしまい、周りが見えなくなる。もっと世界は悠々とおおらかにそこに存在している。

スマホなどの文明の利器のおかげで、簡単にネットに接続でき、暇を潰すことができる。それは良いのだが、ぼーっと外の景色を眺めることもできなくなってしまった。常に何かしらの情報が入ってきてその処理に忙しい。

自分で嫌な場所にしているのか。自分で苦しい場所にしてしまっているのか。

少しでも外に出て散歩をしたり、外に目を向けることで、今の自分が狭い世界に囚われていることが実感できる。

そしてそこから少しでも脱却するための小さい行動を取り始める。そうすることで着実に前に進むことができる。

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