此の身常に閒処に放在せば

「此の身常に閒処に放在せば、栄辱得失も、誰か能く我を差遣せん。此の心常に静中に安在せば、是非利害も、誰か能く我を瞞昧せん」(菜根譚)

今の世の中はとかくうるさく、煩わしいものになっている。常に情報に晒されていて、意識しないとその情報に流されてしまう。

そのことに思い至ると、だんだんと世間との交流というものが厭わしくなる。相手に悪気はなくとも、自分を縛り付ける考えを押し付けられることがあるからだ。

普段から何が自分にとって大事なのかを自省し、余分な荷物を下ろすことが求められる。なんでもかんでも背負えるほど人間は丈夫ではない。

ただその荷物は知らず知らずのうちに背負ってしまうもので、当たり前のものになってしまっているため、苦しくても何が原因なのかわからなくなってしまっていることが多い。

それに気づくために、先人の言葉を繰り返し読み、我が身を振り返る時間を持つようにしている。

ときには逃げることも重要であると思う。逃げずに行っても結局ジリ貧のような状況もある。逃げないことが美徳だとしても、それで自分が壊れてしまっては元も子もない。

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