習慣の大切さというのは、あまりに言い古されていて陳腐化してしまっているが、なかなか自分の生活に活かせていないことが多い。
頭では分かっていても、できないものはしょうがないじゃないかと、えなりのようなことをすぐに口走っていた。
こうやりさえすれば全て上手く行くという魔法の方法があり、それが分からなければ上手く行かないのも無理もないと何もやらなかった。やらない自分にほとほと嫌気が差していたにも関わらず・・・。
どんな小さなことでも、周りから見ればくだらないと思われるような小さなことからでも、毎日やると決意することで次第にやらない方がおかしいと感じるようになった。
最初は小さな行動でも、次第に「こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろう」と考えるようにもなり、楽しみながらできるようになった。
勿論気が乗らない日もあるが、不完全でも続けることで新たな発見がある。一度途切れると再開するのが億劫になり、やっていたことすら忘れてしまうので、できるだけ簡単な行動に落とし込む。
自分がどうしたいのかを少しずつ明確にし、それを生活に組み込むことが肝要だと思う。
何かを始めようとする際、既存の習慣にくっつけて行う、短い時間から行うことが大切である。たとえば、朝起きたら→顔を洗うといった行為。
ただやってみて、たとえ短い時間でもあまりやりたくない行為だとなかなか続かなくなってしまう。続けるための工夫が必要になる。
続けるのが大変な習慣は、「いつ、どこで、どれぐらい」やるかが明確になっていない。
なんとなく朝にやるとか、その程度。これだと「まあ、今日はいいか」となりがち。
はじめこそ気合いで乗り切れることもあるかもしれないが、継続することが厳しくなってしまう。どんなに素晴らしい行為でも続かなければあまり意味がない。続かない自分を責めて終わってしまう。
「いつ、どこで、どれくらい」が定まっていないと状況次第で簡単に投げ出してしまう。やらない理由は恐ろしいほど容易に見つかる。
どんな小さなことでも、やろうと決めたらまず、「いつ、どこで、どれぐらい」を決めて、気分が乗ろうが乗るまいができるよう仕組みを整える。そうすればある程度のことはできるのではないかと感じている。
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