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身を立つるに一歩を高くして立たざれば

「身を立つるに一歩を高くして立たざれば、塵裡に衣を振るひ、泥中に足を濯ふが如し。如何んぞ超達せん。世に処するに一歩を退いて処らざれば飛蛾の燭に投じ、羝羊の藩に触るるが如し。如何んぞ安楽ならん」(菜根譚) 世の中の正解めいたもの、常識...
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信心

「飢へて食を願ひ渇して水を慕ふが如く、恋しき人を見たきが如く、病に薬を頼むが如く、みめかたち良き人、紅白粉をつくるが如く、法華経には信心を致させ給へ。さなくしては後悔あるべし」(日蓮上人) 何かを信じるというのは、このレベルまでいか...
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若し業は必ず満を求め、功は必ず盈を求むれば

「若し業は必ず満を求め、功は必ず盈を求むれば、内変を生ぜざれば、必ず外憂を召かん」(菜根譚) 完璧主義的発想というのは、なかなか厄介である。気を付けているつもりでも、知らぬ間に陥ってしまう。 仕事でもパレートの法則を意識して1...
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すべからく四般の事を了すべし

「一男子と作らんと欲すれば、すべからく四般の事を了すべし。財よく人をして貪らしむ。色よく人をして嗜ましむ。名よく人をして矜らしむ。勢よく人をして倚らしむ。四患既に都て去る。豈に塵埃の裡に在らんや」(邵康節) 「一男子」とはあるが、全...
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努力は退屈であるからこそ身を結ぶのを、だれも知らなくなっている -ポール・ヴァレリー-

退屈というものの恐ろしさは大学時代にかなり味わい、今も少しながら感じている。「小人閑居して不善をなす」という言葉が何度も頭をよぎった。 退屈だからといって、仕事の忙しさでそれを忘れようとするのも、極端から極端への移動でしかない。 ...
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生活とは習慣の織物に他ならない -アミエルの日記-

習慣の大切さというのは、あまりに言い古されていて陳腐化してしまっているが、なかなか自分の生活に活かせていないことが多い。 頭では分かっていても、できないものはしょうがないじゃないかと、えなりのようなことをすぐに口走っていた。 ...
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死土産

いかほど物知りではあっても、それをあの世に持っていくことはできない。 「貧しくて外に出られず、人とあまり関わることができなくとも、夜、灯りがなくて本を読むことができずとも、暗闇の中、淋しくもなく、心楽しく過ごせるようにならなければ本...
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速やかならんと欲すれば則ち達せず -論語 子路篇-

急がば回れ、急いては事をし損ずる、短気は損気。すぐに焦ったり、取り乱したりしてしまい、冷静になれないことが多い。キレやすいというのも、自分の最大の欠点の内の一つであると思う。昔からよく言われていた。 早く成果が欲しいと焦ってしまい、...
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